南アルプスの百名山のお酒

076 恵那山

 恵那山(標高:2,191m)は岐阜県中津川市と長野県阿智村にまたがる、中央アルプスの最南端に位置する山で、日本百名山や新花の百名山に選定されています。山体は大きくなだらかで、なんでも受け止めてくれそうな重厚感があります。日本百名山及び新・花の百名山に選定されています。

 恵那三山(富士見台、恵那山、根の上)を中心とした山域は、胞山県立自然公園(面積:5,027ha)に指定されており、亜高山帯の山岳景観や高原・湖など多様な自然景観が見られます。

 恵那山には、天照大神が降誕された時の胞衣(えな:へその緒)が山頂に納められているとの伝承があり、これが山名の由来といわれています。恵那神社の本社には伊邪那岐大神(いざなきのおおかみ)と伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)が祀られています。

恵那神社 本宮

日本酒

恵那山|はざま酒造株式会社

 『恵那山』を醸造しているはざま酒造は、中山道の宿場町のひとつである岐阜県中津川市にあります。はざま酒造は関ヶ原の戦いの翌年である1601年(慶長6年)に中津川市に移り住み、江戸中期から200年以上も続く歴史ある酒蔵です。

 はざま酒造のある中津川市は良質な恵那山の伏流水が豊富に流れており、はざま酒造ではこの伏流水を仕込み水に使用されています。「最高の日本酒を世界の人々に愉しんで欲しい」という思いから、はざま酒造では純米酒のみを、小仕込みで吟醸酒づくりを行っているようです。

純米吟醸 恵那山

 『恵那山』は恵那山から豊富に流れる良質な伏流水が仕込み水に用いられており、その清らかな水のごとく澄んだお酒を目指して『恵那山』と命名されたようです。『純米吟醸 恵那山』は爽やかな吟醸香とほどよい甘味を感じる飲みやすいお酒で、ラベルにはどっしりとした恵那山が描かれています。

純米吟醸 恵那山
  • タイプ:純米吟醸
  • 醸 造:はざま酒造株式会社
  • 原材料:米(国産)、米麹(国産米)
  • 精米歩合:50%
  • アルコール度数:16%

077 甲斐駒ヶ岳

 甲斐駒ヶ岳(2,967m)は山梨県北杜市と長野県伊那市にまたがる山で、日本百名山・新日本百名山・新花の百名山・山梨百名山・信州百名山・日本百景に選定されています。

 甲府盆地からも良く眺められる綺麗な三角錐の山で、毅然とそりたっています。南アルプス屈指の名峰であり、深田久弥は『もし日本の十名山を選べといわれてとしても、私はこの山を落とさないだろう』と記しています。

ウイスキー

シングルモルト 白州|サントリースピリッツ

 『シングルモルト 白州』は白州蒸溜所で熟成されたモルト原酒のみでつくられるシングルモルトウイスキーです。白州は南アルプスの山々から、長い年月をかけてゆっくりと磨かれた天然水がマザーウォーターに使用されています。

 『シングルモルト 白州』はスコッチウイスキーのようなスモーキーな香りは少なく、豊かなでフルーティーな香りを感じるウイスキーです。

シングルモルト 白州
  • タイプ:シングルモルト
  • 原材料:モルト
  • 容 量:700ml
  • アルコール度数:43%

サントリー白州蒸溜所

 サントリー白州蒸溜所は南アルプスの麓、山梨県北杜市白州町にある蒸溜所です。標高約700mに位置しており、約82万㎢もの広大な森林に囲まれています。ウイスキー蒸溜所のほかに、ウイスキー博物館やファクトリーショップ・バー・レストランなども併設しています。

 白州蒸溜所はサントリー創業者 鳥井信治郎の息子で、二代目マスターブレンダーの佐治敬三が山崎蒸溜所とは異なる個性のウイスキーを求めて建設された蒸溜所です。ウイスキー仕込みに最適な水があること、その水を永きに渡って育んでくれる自然があることにこだわり、白州の地に辿り着いたようです。

 日本でウイスキーづくりが始まって50年の1973年に白州蒸溜所は完成しました。多彩な原種のつくり分け・貯蔵・熟成を行い、白州の特徴的な香りと味わいをつくっています。

078 仙丈ヶ岳

079 鳳凰山

080 北岳

081 間ノ岳

 間ノ岳(3190m)は赤石山脈(南アルプス)北部にある、静岡県と山梨県にまたがる山です。日本で三番目に高い標高の山で、深田久弥の日本百名山に選定されています。赤石山脈最高峰の北岳・間ノ岳・農鳥岳とあわせて白峰三山とも呼ばれています。

日本酒

磯自慢|磯自慢酒造株式会社

 磯自慢酒造株式会社は静岡県焼津市にある、1830年(天保元年)に創業した老舗酒蔵です。磯自慢酒造は厳選した酒米・南アルプスの名水(軟水)・蔵人の技術によって醸造されています。酒米は兵庫県特A地区で契約栽培される『東条山田錦』(商標登録)が使用されており、磯自慢で使用する約65%が東条山田錦です。

 磯自慢酒造では、全商品にわたり飲んだ時に、『磯自慢』と感じていただけるお酒でありたいと思って醸造し、飲む時まで磯自慢品質を保てるよう、流通段階を含め低温貯蔵管理しているようです。

大吟醸 磯自慢

 『大吟醸 磯自慢』は南アルプス間ノ岳を源泉とした大井川の伏流水を使って醸造されています。酒米には兵庫県 特A地区東条秋津産特上米の山田錦が100%使用されています。

 『大吟醸 磯自慢』は軽快な飲み口で、磯自慢らしい華やかで上品な吟醸香を味わえるお酒です。魚介料理などの食中酒として楽しむことができます。

大吟醸 磯自慢
  • タイプ:大吟醸
  • 容 量:720ml
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • アルコール度数:16〜17%

082 塩見岳

083 悪沢岳

084 赤石岳

 赤石岳(3,121m)は静岡県と長野県にまたがる山で、日本百名山・新日本百名山に選ばれています。古くから山岳信仰の対象でもあり、自然環境のみならず文化の継承にとっても重要な地域であるため、南アルプス国立公園に指定されています。

日本酒

純米酒 花の舞|花の舞酒造株式会社

花の舞酒造株式会社

 花の舞株式会社は静岡県浜松市の酒造会社で、静岡県産米を用いた酒造りがされています。『花の舞』は江戸末期の1864年(元治元年)に高田市三郎が遠江国あらたま村宮口で清酒製造業が始められた伝統ある酒蔵です。

 『花の舞』の名は、天竜川水系に古来より伝わる奉納踊りのひとつである『花の舞』に由来しており、『花』は命の糧となる稲の花を表し、五穀豊穣を祈願するようです。『花の舞』では、日本酒や焼酎、リキュール等が醸造・販売されています。

日本酒名酒シリーズ

 『日本酒 名水シリーズ』は三菱食品がプロデュースしているお酒で,全国各地の名水で醸造している蔵元のお酒がセレクトされています。180mlの容量で販売されているため,手軽に各地のお酒を楽しむことができます。

 『純米酒 花の舞』は静岡県産の米と米麹を原材料に醸造されています。口に含むとほんのり甘みを感じるすっきりとした食中酒に向いたお酒です。

純米酒 花の舞
  • タイプ:純米酒
  • 原材料:米(静岡県産)、米麹(静岡県産米)
  • 容 量:180ml
  • 精米歩合:60%
  • アルコール度数:15.5%

085 聖岳

086 光岳